私のショップの作品を見て、「これは生花ですか？」
「花持ちはどれくらいですか？」と聞いてこられる方がいました。

「いえ。これはすべて造花なんですよ。全国発送できますし、何度でも使えますよ^^」と
ご返答するといつも驚かれます。

造花をリアルに見せる。

これって、ちょっとしたことで違ってくるのです。

例えばこの写真。

間違い探しではありませんが、もしどちらかを購入するとすれば

どちらを買われますか？

リアルに見せるという意味ではやはり使用する花材のリアルさが
最も重要ですが、一番の違いは
バラの葉の向きです。
左のバラの葉は見えているのが全部裏向きです。
自然に生えているバラであれば、このような裏向きで生きている
ものはありません。
このようなアンリアルな部分を出来る限り少なくすることです。
勿論、バラの花びらからほつけた糸が出ていると現実的ではありません。
そのためヴェールパレットではこだわりにも載せていますが
花びらカットを行っています。

そしてデザイン的にも見た時の配色に違和感がないようにすること、
右の小バラの色はメインのワイン色のバラと同系色を配色し、
小花もそろえています。

このようにしてリアル感を出しているのです。