人間、なんとなく気分が乗らないときもある。
気持ちが沈んでしまうこともある。

もちろん、私もそんな波はあります。
私の場合、お花で色々な作品を作るのがお仕事ですから、
気分が落ち込んでいるときは、作品に大きく影響します。

なので、落ちてしまったときの気分転換として、色々な方法が
自分の中であったりするのですが（笑）

そんな中で、「料理」をする。というのもとてもいい気分転換になる

昔は料理ほど面倒だなぁと思うものはなかった

けれど最近は、簡単・時短・お手軽材料でとっても美味しく作ることができる
レシピが山のようにある。

レシピの材料や調味料を見れば、だいたいの味の予想がつき、自分の好みのものかどうかも
なんとなくわかるので、見つけたレシピで失敗することは少ない。

それだけに、料理が楽しくて仕方ない（笑）
簡単で、しかもパッパーと出来て、とっても美味しい

それを、美味しい美味しいといいながら食べる子供の笑顔もこれまた料理を作る
最高のご褒美。

これがあるから、気分が落ちてしまった時の気分転換に料理をするという方法は
とてもいい役割をしてくれています。

けれど、料理と物づくりって似ているなぁ。と最近思います。

材料や調味料を見て、だいたいの完成品の想像をし、自分が求めているものなのかを探ります。
ここは、色々な花材を見ながら、花の種類、形、色を手に取りながら、完成品をイメージし
自分が作りたいものなのか、お客様が求めているものなのか、テーマに合っているのか。
を探るところと似ています。

そして、料理をする過程は、どんな味になるのかな。
これを食べる人はどんな顔するのかなぁと想像しながらウキウキしながら作ります。

ここは、お花を組み立てながら、どんなものが出来るかな。ご依頼して頂いた方はどんな
顔されるかしら。喜んでくれるかしら。と相手を思いながら作っていくところと似ています。

そして最後、完成した料理を自分で食べて笑顔になる。家族が食べて笑顔になるのを見て
幸せになる。

ここは、まさに、作品を仕上げお客様の喜ぶ顔を見て、笑顔になり、幸せになる。
こことぴったりです。

料理が好きになった理由は、簡単なレシピが手に入る。という理由だけではなく、
きっと、物づくりの楽しさが自分の中でわかるようになってきた証拠なのかもしれません